個人的な借入は手数料・利子がないですが、信用を失うリスクがあります。

手数料・利子の負担がない生活資金の借入について

 

生活資金の借入は、手数料・利子の負担なしで対処できる手段があります。
信用を失うリスクもありますが、状況に応じて上手に活用するようにしましょう。
個人的な借入のほか、生活福祉資金貸付制度など公的機関から借入できるサービスも紹介しています。

 

親族から借りる

 

メリット
  • 高額なお金を貸してくれるケースがある
  • 遅延・貸し倒れ時に柔軟な対応を期待できる
  • 滞りなく返済すれば信用を失わないケースが多い

 

デメリット
  • 過剰な心配をかける
  • 金銭トラブルで絶縁に発展することがある
  • 遠慮なしの厳しい言葉を浴びせられることがある

 

個人的な借金の中でもっとも無難な方法が、親をはじめとした親族から借りる方法です。
学生や20代など若い人ほど借入する難易度が低く、30代以上になると相談することで失う信用が大きくなります。
プライドが邪魔して敬遠する方が多いですが、貸金業者からの借入および返済が困難な状況では積極的に相談してください。

 

家族に借金を拝み倒す

 

友人・知人から借りる

 

メリット
  • 無利子で柔軟に対応してくれる
  • 一緒に遊ぶ資金では借りる難易度が低い

 

デメリット
  • 相談するだけで信用を失うデメリットがある
  • 相談した人の周囲へ悪い噂が広まることがある
  • 最悪のケースで訴訟問題に発展する

 

友人・知人からの借入は相談する相手の選定シチュエーションに合った活用が重要です。
親友と呼べる相手で、その友達との飲食代・旅行資金であれば相談してみる価値が高いでしょう。
お金の切れ目は縁の切れ目といった格言がある通り、返済が滞るなどのトラブルがあると簡単に友人関係が終わってしまうので注意してください。

 

 

会社から給料の前借り

 

メリット
  • 勤務先と状況によってはノーリスクで借入できる
  • 天引きで返済される

 

デメリット
  • 相談しても応じてもらえないケースがある
  • 社内で悪い噂になる
  • 人事考課に悪影響が出る恐れがある
  • 分割返済ができない

 

会社から給料の前借りは、賃金の低い職場ほど柔軟に対応してくれることが多いです。
給料が安定している大企業の正社員勤務だと、相談しただけで社内に悪い噂が広まるので注意しましょう。

 

利用するか迷った時は、他の従業員からの利用状況を考慮するとよいでしょう。
アルバイトの場合は、外部サービスを利用した給料前借りサービスが普及しています。
1回数百円程度の手数料を取られますが、相談することで外部サービスの導入を検討してもらえる場合があります。

 

 

生活福祉資金貸付制度

 

メリット
  • 連帯保証人を立てれば無利子で借入できる
  • 低所得者や年金受給者は優遇される

 

デメリット
  • 連帯保証人を立てない場合は年利1.5%の利子が発生する
  • 高所得者は利用できない
  • 手続きの手間が大きい

 

生活福祉資金貸付制度とは厚生労働省が主導して都道府県社会福祉協議会が実施する公的融資です。
昨今は新型コロナウイルスの影響で利用需要が拡大しています。
低所得者をはじめ、休業・失業で生活資金が不足している場合でも利用できるので、積極的に検討してみてください。